2010年 03月 28日
山猫一気見 |
ルキノ・ヴィスコンティ監督の
「山猫」(1963年)
も、一本見ただけで
「一気見した・・・」
という達成感と疲労感を味わえる大作ですが、そういう文芸作品ではなくてアクション映画。
トム・べレンジャーをスターの座に押し上げた
「山猫は眠らない」。
シリーズ3部作を一気に見てしまいました。
まず1992年の第一弾。
予告編は ここ。
南米の反政府ゲリラに対する特命を帯びた狙撃兵、トーマス・ベケット(トム・ベレンジャー)。
過酷で危険な任務のため、彼の観測員としてつけられた若手は次々と命を落としている。
大物を狙う次の使命に配属された、幕僚スタッフのエリート狙撃兵、ミラー(ビリー・ゼイン)。
気位は高いがジャングルでは新米、しかもオリンピック銀メダリストとはいえ、実戦での狙撃の腕は不確定要素高すぎ。
そんなミラーとチームを組み、ベケットは数々の危険をくぐりながら任務達成をめざすが・・・。
気難しい一匹狼で職人気質の現場の人が、エリート街道を目指すテクノクラート風の若者と衝突しながら鍛え上げていく過程も面白いですし、危機が次々と迫ってくる。
これはファンが続編を期待したのもわかる、なかなか出来のよいアクション映画でした。
名せりふ 「One Shot , One Kill」 誕生。
それが、やっぱり2作目まで間があきすぎたこともあってか、残念ながらそれ以降はやっぱり1作目ほどの盛り上がりがないような。。。
南米のミッションから11年後、ベケット50歳の次なる任務。
「山猫は眠らない2 狙撃手の掟」(2002年)
予告編は ここ。
前作で狙撃兵としては致命的な負傷をしたベケットは除隊、狩猟のガイドをして生計を立てているらしい。
1作目では
モンタナに戻って釣りのガイドをするんだ。
といっていましたが、まあ夢は一応実現したらしい・・・んですが。
(不満がある)
そこに、まるで 「ランボー」 のように、「コマンドー」 のように、「極大射程」 のように、軍の情報部大佐とCIAが復帰を求めてくるのでした。
もとの海兵隊先任上級曹長としての身分を条件に、軍務に戻るベケット。
FBI射殺の罪で死刑囚となっている凄腕狙撃手コール(ボキーム・ウッドバイン)と組んで。
バルカン半島で民族浄化を図る、ある将軍の暗殺に向かうことに。
しかしそこには、隠された秘密の任務が・・・。
というわけでベケット、またまたピンチに。
トシを感じる瞬間が。
50歳で現役、前線で狙撃手は・・・きついよなあ。
3作目はその2年後、ほぼ続けて作られています。
「山猫は眠らない3 決別の照準」(2004年)。
オフィシャルサイトがまだありました。
ここ。
2作目から続けて、ベケットは狙撃専門の海兵隊上級曹長です。
で、昔かたぎの彼は、現在の海兵隊のあり方とうまく合わない。
それに怪我の後遺症も抱えているし。
という中で、昔の親友の息子の結婚式に出席。
戦闘服じゃなくて軍服の正装、左胸にはびっくりするくらい勲章がジャラジャラとついている。
今回のベケットは口数が多い。それもなんかちょっと。
今度の任務はベトナムです。
そこでかつての親友で命の恩人、戦死したと思っていたフィネガン(ジョン・ドーマン)を暗殺するのが使命。
彼はテロ組織を操る危険人物へと変貌していた。。。
そこへやっぱり
実は。
がくるわけで、最後はこれも 「地獄の黙示録」?
東南アジアが舞台だと、どうしてもこうなってしまうんだろうか。。。
65歳まで現役でいたい。
とか言っていましたが、やっぱりそれは無理でしょう。
ランボーの一人軍隊だって、相当にキツかったよな。
などと思いながら見ていたんですが、もしかしたらこの手合いの作品の中では 「2」 も 「3」 も、出来としては悪くないのかもしれません。
でもやっぱり1作目がぬきんでて面白かったので、色あせて見えてしまうのでした。
ベケットが所属している海兵隊というのが、陸・海・空 三軍のどのあたりに位置するのかと思って、今
「アメリカ海兵隊」 野中郁次郎 著 中公新書
という本を読んでいます。面白いです。
陸・海・空軍からは、独立した組織だったのでした。
びっくりしたのは、沖縄には海兵隊の兵士が2万人もいるということで、それをそっくりどこかに移すのは大変なことなんじゃないかと。。。
「山猫」(1963年)
も、一本見ただけで
「一気見した・・・」
という達成感と疲労感を味わえる大作ですが、そういう文芸作品ではなくてアクション映画。
トム・べレンジャーをスターの座に押し上げた
「山猫は眠らない」。
シリーズ3部作を一気に見てしまいました。
まず1992年の第一弾。
予告編は ここ。
南米の反政府ゲリラに対する特命を帯びた狙撃兵、トーマス・ベケット(トム・ベレンジャー)。
過酷で危険な任務のため、彼の観測員としてつけられた若手は次々と命を落としている。
大物を狙う次の使命に配属された、幕僚スタッフのエリート狙撃兵、ミラー(ビリー・ゼイン)。
気位は高いがジャングルでは新米、しかもオリンピック銀メダリストとはいえ、実戦での狙撃の腕は不確定要素高すぎ。
そんなミラーとチームを組み、ベケットは数々の危険をくぐりながら任務達成をめざすが・・・。
気難しい一匹狼で職人気質の現場の人が、エリート街道を目指すテクノクラート風の若者と衝突しながら鍛え上げていく過程も面白いですし、危機が次々と迫ってくる。
これはファンが続編を期待したのもわかる、なかなか出来のよいアクション映画でした。
名せりふ 「One Shot , One Kill」 誕生。
それが、やっぱり2作目まで間があきすぎたこともあってか、残念ながらそれ以降はやっぱり1作目ほどの盛り上がりがないような。。。
南米のミッションから11年後、ベケット50歳の次なる任務。
「山猫は眠らない2 狙撃手の掟」(2002年)
予告編は ここ。
前作で狙撃兵としては致命的な負傷をしたベケットは除隊、狩猟のガイドをして生計を立てているらしい。
1作目では
モンタナに戻って釣りのガイドをするんだ。
といっていましたが、まあ夢は一応実現したらしい・・・んですが。
(不満がある)
そこに、まるで 「ランボー」 のように、「コマンドー」 のように、「極大射程」 のように、軍の情報部大佐とCIAが復帰を求めてくるのでした。
もとの海兵隊先任上級曹長としての身分を条件に、軍務に戻るベケット。
FBI射殺の罪で死刑囚となっている凄腕狙撃手コール(ボキーム・ウッドバイン)と組んで。
バルカン半島で民族浄化を図る、ある将軍の暗殺に向かうことに。
しかしそこには、隠された秘密の任務が・・・。
というわけでベケット、またまたピンチに。
トシを感じる瞬間が。
50歳で現役、前線で狙撃手は・・・きついよなあ。
3作目はその2年後、ほぼ続けて作られています。
「山猫は眠らない3 決別の照準」(2004年)。
オフィシャルサイトがまだありました。
ここ。
2作目から続けて、ベケットは狙撃専門の海兵隊上級曹長です。
で、昔かたぎの彼は、現在の海兵隊のあり方とうまく合わない。
それに怪我の後遺症も抱えているし。
という中で、昔の親友の息子の結婚式に出席。
戦闘服じゃなくて軍服の正装、左胸にはびっくりするくらい勲章がジャラジャラとついている。
今回のベケットは口数が多い。それもなんかちょっと。
今度の任務はベトナムです。
そこでかつての親友で命の恩人、戦死したと思っていたフィネガン(ジョン・ドーマン)を暗殺するのが使命。
彼はテロ組織を操る危険人物へと変貌していた。。。
そこへやっぱり
実は。
がくるわけで、最後はこれも 「地獄の黙示録」?
東南アジアが舞台だと、どうしてもこうなってしまうんだろうか。。。
65歳まで現役でいたい。
とか言っていましたが、やっぱりそれは無理でしょう。
ランボーの一人軍隊だって、相当にキツかったよな。
などと思いながら見ていたんですが、もしかしたらこの手合いの作品の中では 「2」 も 「3」 も、出来としては悪くないのかもしれません。
でもやっぱり1作目がぬきんでて面白かったので、色あせて見えてしまうのでした。
ベケットが所属している海兵隊というのが、陸・海・空 三軍のどのあたりに位置するのかと思って、今
「アメリカ海兵隊」 野中郁次郎 著 中公新書
という本を読んでいます。面白いです。
陸・海・空軍からは、独立した組織だったのでした。
びっくりしたのは、沖縄には海兵隊の兵士が2万人もいるということで、それをそっくりどこかに移すのは大変なことなんじゃないかと。。。
by mifuyusasa
| 2010-03-28 14:18
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