2010年 05月 12日
続けて見ると疲れます |
戦争の実録モノやドキュメンタリーは好きで、本ならば日本の負け戦でもちゃんと読みます。
(映像の負け戦はつらい)
(「戦場にかける橋」 みたいな悪役もつらい)
日本の負け戦とは関係ないですが、WOWOWで土日に7話一挙放送したこの作品、私には原作のほうが向いているかも。
「ジェネレーション・キル 兵士達のイラク戦争」(2008年)
WOWOWの番組案内は ここ。
アメリカHBOテレビのオフィシャルサイトは ここ。
ステラン・スカルスガルドの息子、私にはマッツ・ミケルセン主演の 「ダーク・ロード 闇夜の逃亡者」 で初お目見えだったアレクサンダー・スカルスガルドが主演なので、見なくちゃ。と思ったのでした。
イラク戦争最初の一ヶ月、アメリカ軍のバグダッド侵攻にいたる過程を、海兵隊を主人公に描いたドラマ。
ローリング・ストーン誌の従軍記者エヴァン・ライトのドキュメンタリー 「Generation Kill」 が原作です。
「リポーター」 と呼ばれているライト(リー・ターゲセン)が同行したのは海兵隊の第1偵察大隊。
ハンヴィー と呼ばれる車両で敵陣に乗り込む。(装甲車じゃないんで、わりと無防備)
あ、それでハンヴィーって気軽に使っているけど正式にはなんていうのだろう、と調べたら、
高機動多用途装輪車両 High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle
の略で、M998四輪駆動軽汎用車とその派生型、ということでした。(Wikipedia より)
ライトが同行したのは、ブラボー中隊のコルバート軍曹(アレクサンダー・スカルスガルド)の車両です。
コルバートは、「アイスマン」 と呼ばれている冷静沈着な男。
上官のフィック中尉(スターク・サンズ)は、顔がまだまだ幼いけれど、この大隊の下級将校の中では、いちばん信頼できる誠実な青年に思えました。
その慎重さ、誠実さが戦場ではアダになることも多いようで、いろいろ誤解を受けたりするんですが、わがコルバート軍曹は彼を心から信頼しています。
それが見ていてうれしい。
ほかに興奮剤を常用していてやかましくてしょうがないパーソン伍長(ジェイムズ・ランソム)や、おとなしいんだけどむやみに発砲したがる(そしてちゃんと当たって殺してしまう)、危険人物トロンブレイ伍長(ビリー・ラッシュ)らが車両に同乗していて、移動の時には大変に上品でないヨタ話をしたり、大声で歌を歌ったりしている。
人種差別ネタで突っかかるエスペラ軍曹(ジョン・フルタス)や、敵から取り上げたAK47を撃ちまくる、キレやすい迷惑な上官「キャプテン・アメリカ」ことマクグロウ大尉(エリック・ネニンガー)とか、身だしなみにうるさいシクスタ曹長(ニール・ジョーンズ)とか、この連中はヒマにしておくとロクなことにならない、という個性的な隊員たち。
「ゴッド・ファーザー」ことフェランド中佐(チャンス・ケリー)に率いられ、各種作戦を遂行していきます。
時系列で淡々と事態が進んでいき、気がつくと音楽とか効果音とかはないんです。
その点、すごくリアルな感じがする。
ただ、リアル感が強すぎて、物語としてのまとまりはあまりない感じでした。
だから状況をこちらも理解しながら見なければいけなくて、続けて見るとちょっと疲れます。
私としては、説明部分のある本のほうがいいかもしれない。
(でも邦訳出ていないみたい)
ま、でもアレクサンダー・スカルスガルドがとてもいい役だったから良し。
(HBOオフィシャルサイトの ここ を見ながらドラマを見ると、ちゃんと誰が誰だかわかって便利です)
(登場人物が多いし、みんな兵隊さんの格好だから、なかなか区別がつかなかった・・・)
(映像の負け戦はつらい)
(「戦場にかける橋」 みたいな悪役もつらい)
日本の負け戦とは関係ないですが、WOWOWで土日に7話一挙放送したこの作品、私には原作のほうが向いているかも。
「ジェネレーション・キル 兵士達のイラク戦争」(2008年)
WOWOWの番組案内は ここ。
アメリカHBOテレビのオフィシャルサイトは ここ。
ステラン・スカルスガルドの息子、私にはマッツ・ミケルセン主演の 「ダーク・ロード 闇夜の逃亡者」 で初お目見えだったアレクサンダー・スカルスガルドが主演なので、見なくちゃ。と思ったのでした。
イラク戦争最初の一ヶ月、アメリカ軍のバグダッド侵攻にいたる過程を、海兵隊を主人公に描いたドラマ。
ローリング・ストーン誌の従軍記者エヴァン・ライトのドキュメンタリー 「Generation Kill」 が原作です。
「リポーター」 と呼ばれているライト(リー・ターゲセン)が同行したのは海兵隊の第1偵察大隊。
ハンヴィー と呼ばれる車両で敵陣に乗り込む。(装甲車じゃないんで、わりと無防備)
あ、それでハンヴィーって気軽に使っているけど正式にはなんていうのだろう、と調べたら、
高機動多用途装輪車両 High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle
の略で、M998四輪駆動軽汎用車とその派生型、ということでした。(Wikipedia より)
ライトが同行したのは、ブラボー中隊のコルバート軍曹(アレクサンダー・スカルスガルド)の車両です。
コルバートは、「アイスマン」 と呼ばれている冷静沈着な男。
上官のフィック中尉(スターク・サンズ)は、顔がまだまだ幼いけれど、この大隊の下級将校の中では、いちばん信頼できる誠実な青年に思えました。
その慎重さ、誠実さが戦場ではアダになることも多いようで、いろいろ誤解を受けたりするんですが、わがコルバート軍曹は彼を心から信頼しています。
それが見ていてうれしい。
ほかに興奮剤を常用していてやかましくてしょうがないパーソン伍長(ジェイムズ・ランソム)や、おとなしいんだけどむやみに発砲したがる(そしてちゃんと当たって殺してしまう)、危険人物トロンブレイ伍長(ビリー・ラッシュ)らが車両に同乗していて、移動の時には大変に上品でないヨタ話をしたり、大声で歌を歌ったりしている。
人種差別ネタで突っかかるエスペラ軍曹(ジョン・フルタス)や、敵から取り上げたAK47を撃ちまくる、キレやすい迷惑な上官「キャプテン・アメリカ」ことマクグロウ大尉(エリック・ネニンガー)とか、身だしなみにうるさいシクスタ曹長(ニール・ジョーンズ)とか、この連中はヒマにしておくとロクなことにならない、という個性的な隊員たち。
「ゴッド・ファーザー」ことフェランド中佐(チャンス・ケリー)に率いられ、各種作戦を遂行していきます。
時系列で淡々と事態が進んでいき、気がつくと音楽とか効果音とかはないんです。
その点、すごくリアルな感じがする。
ただ、リアル感が強すぎて、物語としてのまとまりはあまりない感じでした。
だから状況をこちらも理解しながら見なければいけなくて、続けて見るとちょっと疲れます。
私としては、説明部分のある本のほうがいいかもしれない。
(でも邦訳出ていないみたい)
ま、でもアレクサンダー・スカルスガルドがとてもいい役だったから良し。
(HBOオフィシャルサイトの ここ を見ながらドラマを見ると、ちゃんと誰が誰だかわかって便利です)
(登場人物が多いし、みんな兵隊さんの格好だから、なかなか区別がつかなかった・・・)
by mifuyusasa
| 2010-05-12 15:08
| on TV
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