2010年 09月 14日
二人のポワロ |
今年はアガサ・クリスティー生誕120周年だそうで、先週は NHK BS hi で探偵エルキュール・ポワロの登場する映画の特集をしていました。
ずーっと前に何作か見て、おおむね忘れているので録画して見てみました。
まず、エルキュール・ポワロをアルバート・フィニーが演じた
「オリエント急行殺人事件」(1974年)
予告編は ここ。
黒髪で黒いひげのベルギー人ポワロ、ということでアルバート・フィニーは原作に近いですね。
冒頭、リンドバーグ事件をモデルにしたらしい、アームストロング事件というのが登場。
その4年後・・・というのだから、事件が何か関係あるということが予測できる。
4年後、イスタンブールを出たオリエント急行。
たまたま乗り合わせることになったポワロの隣室で。
殺人事件が・・・。
限られた空間の限られた乗客たち、これが豪華キャストです。
ローレン・バコール、イングリッド・バーグマン、ジャクリーン・ビセット、ショーン・コネリー。。。
というのは念頭にあったのですが、車掌さんがヴァンサン・カッセルのお父さんのジャン・ピエール・カッセルでした。
見直してみると発見があるものですねー。
そして、殺人事件とはまるで関係のなかった乗客たちを結びつけるのが・・・。
というわけで謎解き。灰色の脳細胞の活躍です。
そしてもう一人のポワロ、このあとの作品はずっとこの人だったような気がしますが、ピーター・ユスティノフ。
ユスティノフのお父さんはジャーナリストとなっていますが、露・独ニカ国語に堪能なことを生かして、第二次大戦中は英国情報部の秘密工作員として働いていたそうです。
当局の手違いで年金が支払われずに不遇な晩年を過ごし、局員が気づくまでは蔵書を売って糊口をしのいでいたとか。
(「スパイ・キャッチャー」 ピーター・ライト著 朝日新聞社」)
と思ってみると、ちょっと違った目で見てしまうユスティノフのポワロ。
「ナイル殺人事件」(1978年)
今度は銀髪のポワロなので、原作とは違うかもしれませんが、私としてはポワロはユスティノフだなあ。
親友の婚約者を奪って結婚した資産家令嬢が、新婚旅行でエジプトへ。
新婚夫婦に付きまとう、元婚約者がミア・ファロー。
そして妻は殺される。
ナイル川遊覧客船に乗っていた乗客は、彼女に殺意を持つ理由がある人物ばかり。
捜査を始めるポワロの前で、第二・第三の殺人が。。。
というわけで、だれも関係なさそうな 「オリエント急行」 と、みんなやってそうな 「ナイル」 は正反対ですが、乗り物の中の限られた人々が関係していて、最後にどんでん返し。というところが同じような展開です。
「ナイル」 はちょっと横溝っぽいかな、最後が。
・・・なんですがー。
私は録画に失敗し、最後の肝心な部分が途切れてしまいました。。。
前に見たことがあるから私はいいけど、母ががっくりしそうです。
(ミステリー・ナーイル~♪ を聞けなかった・・・)
ずーっと前に何作か見て、おおむね忘れているので録画して見てみました。
まず、エルキュール・ポワロをアルバート・フィニーが演じた
「オリエント急行殺人事件」(1974年)
予告編は ここ。
黒髪で黒いひげのベルギー人ポワロ、ということでアルバート・フィニーは原作に近いですね。
冒頭、リンドバーグ事件をモデルにしたらしい、アームストロング事件というのが登場。
その4年後・・・というのだから、事件が何か関係あるということが予測できる。
4年後、イスタンブールを出たオリエント急行。
たまたま乗り合わせることになったポワロの隣室で。
殺人事件が・・・。
限られた空間の限られた乗客たち、これが豪華キャストです。
ローレン・バコール、イングリッド・バーグマン、ジャクリーン・ビセット、ショーン・コネリー。。。
というのは念頭にあったのですが、車掌さんがヴァンサン・カッセルのお父さんのジャン・ピエール・カッセルでした。
見直してみると発見があるものですねー。
そして、殺人事件とはまるで関係のなかった乗客たちを結びつけるのが・・・。
というわけで謎解き。灰色の脳細胞の活躍です。
そしてもう一人のポワロ、このあとの作品はずっとこの人だったような気がしますが、ピーター・ユスティノフ。
ユスティノフのお父さんはジャーナリストとなっていますが、露・独ニカ国語に堪能なことを生かして、第二次大戦中は英国情報部の秘密工作員として働いていたそうです。
当局の手違いで年金が支払われずに不遇な晩年を過ごし、局員が気づくまでは蔵書を売って糊口をしのいでいたとか。
(「スパイ・キャッチャー」 ピーター・ライト著 朝日新聞社」)
と思ってみると、ちょっと違った目で見てしまうユスティノフのポワロ。
「ナイル殺人事件」(1978年)
今度は銀髪のポワロなので、原作とは違うかもしれませんが、私としてはポワロはユスティノフだなあ。
親友の婚約者を奪って結婚した資産家令嬢が、新婚旅行でエジプトへ。
新婚夫婦に付きまとう、元婚約者がミア・ファロー。
そして妻は殺される。
ナイル川遊覧客船に乗っていた乗客は、彼女に殺意を持つ理由がある人物ばかり。
捜査を始めるポワロの前で、第二・第三の殺人が。。。
というわけで、だれも関係なさそうな 「オリエント急行」 と、みんなやってそうな 「ナイル」 は正反対ですが、乗り物の中の限られた人々が関係していて、最後にどんでん返し。というところが同じような展開です。
「ナイル」 はちょっと横溝っぽいかな、最後が。
・・・なんですがー。
私は録画に失敗し、最後の肝心な部分が途切れてしまいました。。。
前に見たことがあるから私はいいけど、母ががっくりしそうです。
(ミステリー・ナーイル~♪ を聞けなかった・・・)
by mifuyusasa
| 2010-09-14 14:33
| on TV
|
Comments(2)
Commented
by
ばっちもんがら
at 2010-09-27 23:04
x
見た目はアルバート・フィニーのポワロが一番原作に近いと思うんですが、例えばTVシリーズであのポワロをずっと見るのはちっと疲れそう。オリエント急行で1回だけならこのポワロもいいかな。
Commented
by
mifuyusasa at 2010-09-28 16:38
<ばっちもんがらさま。
そうですね。アルバート・フィニーのほうがイメージかもしれませんが、濃すぎる感じがします。
たとえば何話かDVDで立て続けに見たら、ちょっと胃もたれしそうな。。。
そうですね。アルバート・フィニーのほうがイメージかもしれませんが、濃すぎる感じがします。
たとえば何話かDVDで立て続けに見たら、ちょっと胃もたれしそうな。。。