2008年 02月 21日
コンサルタントの悲劇 |
酒見賢一氏の原作を読んだのは、ハードカバーの初版が図書館に収められてすぐです。
もう15,6年前なんですね。
だから記憶もおぼろげ。
面白かった。
という感想と
むなしかった。
というイメージと、南伸坊さんの印象的な挿絵(なんだか膝の力が抜けるような)が記憶に残っているだけです。
墨守 ならぬ
「墨攻」(2007年)。
オフィシャルサイトは ここ。
墨家 というのは戦国時代の諸子百家の思想のひとつで、墨子によって唱えられた「兼愛」と「非攻」を主軸とした博愛主義の武装防御集団です。
(すでにして出発点で矛盾を内包しているような)
紀元前370年、戦国時代。
趙と燕の国境にある粱城は、趙によって攻撃されようとしていた。
10万の趙軍を率いる巷淹中(こうえんちゅう アン・ソンギ)。
一方の雄、なかなかかっこいいです。
梁城の全住民はわずか4000人、粱王は降伏を決断したところへ、墨家の革離(かくり アンディ・ラウ)がたった1人で援軍に・・・。
アンディ・ラウ、おひさしぶりです。あいかわらずいい男ね。でも一人じゃ無理だよ。。。
といいつつも、兵に関する全権を粱王から与えられ、早速城を守る準備に取りかかる革離。
趙軍の指揮官・巷淹中は革離を好敵手と見なして、これは将棋か何かかな。
まあそんな中、革離は篭城戦の必須事項ともいえるトラップを駆使して、趙軍の攻撃を迎え撃ちます。
よく踏ん張るんですが。
獅子身中の虫、というやつが。。。
それにしても原作に女っ気はありましたっけ?
革離を見ていて、これは
外部コンサルタントが社内に入ってブレーンとして経営参加した場合の悲劇。
ではないかと。
外部から入る場合、一気にカルロス・ゴーンみたいに全権掌握しないと効果は出ないんじゃないかな。
あくまで参謀の一人だと、生え抜きの連中からの突き上げを食らうし、失敗したら即お払い箱だし。
原作のラストは思い出せませんが、なんだか結局利用されただけだったなあ、という虚脱感は記憶の中のイメージと同じでした。
南伸坊さんの挿絵の脱力感は、当を得ているかもしれない。
そして宮城谷昌光氏の著書などを取り出して、
趙・燕・粱
の位置確認をしたりなんかしました。。。
もう15,6年前なんですね。
だから記憶もおぼろげ。
面白かった。
という感想と
むなしかった。
というイメージと、南伸坊さんの印象的な挿絵(なんだか膝の力が抜けるような)が記憶に残っているだけです。
墨守 ならぬ
「墨攻」(2007年)。
オフィシャルサイトは ここ。
墨家 というのは戦国時代の諸子百家の思想のひとつで、墨子によって唱えられた「兼愛」と「非攻」を主軸とした博愛主義の武装防御集団です。
(すでにして出発点で矛盾を内包しているような)
紀元前370年、戦国時代。
趙と燕の国境にある粱城は、趙によって攻撃されようとしていた。
10万の趙軍を率いる巷淹中(こうえんちゅう アン・ソンギ)。
一方の雄、なかなかかっこいいです。
梁城の全住民はわずか4000人、粱王は降伏を決断したところへ、墨家の革離(かくり アンディ・ラウ)がたった1人で援軍に・・・。
アンディ・ラウ、おひさしぶりです。あいかわらずいい男ね。でも一人じゃ無理だよ。。。
といいつつも、兵に関する全権を粱王から与えられ、早速城を守る準備に取りかかる革離。
趙軍の指揮官・巷淹中は革離を好敵手と見なして、これは将棋か何かかな。
まあそんな中、革離は篭城戦の必須事項ともいえるトラップを駆使して、趙軍の攻撃を迎え撃ちます。
よく踏ん張るんですが。
獅子身中の虫、というやつが。。。
それにしても原作に女っ気はありましたっけ?
革離を見ていて、これは
外部コンサルタントが社内に入ってブレーンとして経営参加した場合の悲劇。
ではないかと。
外部から入る場合、一気にカルロス・ゴーンみたいに全権掌握しないと効果は出ないんじゃないかな。
あくまで参謀の一人だと、生え抜きの連中からの突き上げを食らうし、失敗したら即お払い箱だし。
原作のラストは思い出せませんが、なんだか結局利用されただけだったなあ、という虚脱感は記憶の中のイメージと同じでした。
南伸坊さんの挿絵の脱力感は、当を得ているかもしれない。
そして宮城谷昌光氏の著書などを取り出して、
趙・燕・粱
の位置確認をしたりなんかしました。。。
by mifuyusasa
| 2008-02-21 15:19
| DVD & Blu-Ray
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