2009年 03月 11日
無理して作るな |
うちの母は近所の名物ばーさんです。
冬になると常に着物を着ているので、ものすごく目立つ。
そして、人懐こいので誰とでも友達というか知り合いになってしまう。
私は付き合いが下手なほうなので、ひっそりと暮らしています。
それなのに町内会の仕事に出て行くと、
「ああ、××さんの娘さん」(苗字ちがうのに)
と言われてしまう・・・。
(かーちゃん、あんまり目立つのはやめてくれ)
(おかげで接骨院にも行きづらい・・・)
父は
おれ、友達いなくていいもんね。
と言っている出不精のじーさんです。
悩みは、母に引きずられて出かけたところで友達ができてしまうこと。
いつの間にか友達になってしまうんなら、それは自然でいいと思うんですけど。
無理に作ったり、無理に避けたりするのはよくない。
「ぼくの大切なともだち」(2006年)
オフィシャルサイトは ここ。
「列車に乗った男」 のパトリス・ルコント監督作品です。
劇場で見に行きたかったんですが、単館上映で見逃しました。やっとDVDを借りました。
商売相手のお葬式でも電話で商談をしているフランソワ(ダニエル・オートゥイユ)。
その日は彼の誕生日。知人とのディナーで葬式の参列者の少なさを指摘すると、
「おまえの葬式には誰も来ないよ」
と言われてしまう。
仕事のパートナーのカトリーヌが同性愛者だということも知らなかったし。
考えてみると、誰にも興味を持っていないし、誰とも親しくない。
腹を立てたカトリーヌと。
その日のオークションで競り落とした高価なギリシャの壺を賭け、10日以内に親友を作ることに。(フランソワは骨董商)
「友達」 と思える人のリストを作って会いに行っても、けんもほろろ。
たまたま乗り合わせたタクシー運転手のブルーノ(ダニー・ブーン)が人付き合い上手なのを知り。
友達作りの指南を受けることに。
でも、娘との間さえギクシャクしているし。
人間関係にはそれは禁じ手だろう、ということばっかりやらかす。
ブルーノは、そんなフランソワから目が離せないらしい。
それなのに・・・。
・・・と、また禁じ手をやってのけるアホウなフランソワなのでした。
ハラハラします。
だいたい、友達っていうのは無理して作ろうとするものではない。
無理した上にぶち壊してしまう・・・。
が。
少しずつ変化していくフランソワ、やっぱりダニエル・オートゥイユは演技巧者。
「あるいは裏切りという名の犬」 のハードな演技もよかったですが、こういうさりげない物語もいいです。
「画家と庭師とカンパーニュ」も単館だったので見逃しましたが、DVD借りてみなくちゃ。
(「マルセイユの決着(おとしまえ)」はギャング映画みたいですが、これも見なくちゃ)
冬になると常に着物を着ているので、ものすごく目立つ。
そして、人懐こいので誰とでも友達というか知り合いになってしまう。
私は付き合いが下手なほうなので、ひっそりと暮らしています。
それなのに町内会の仕事に出て行くと、
「ああ、××さんの娘さん」(苗字ちがうのに)
と言われてしまう・・・。
(かーちゃん、あんまり目立つのはやめてくれ)
(おかげで接骨院にも行きづらい・・・)
父は
おれ、友達いなくていいもんね。
と言っている出不精のじーさんです。
悩みは、母に引きずられて出かけたところで友達ができてしまうこと。
いつの間にか友達になってしまうんなら、それは自然でいいと思うんですけど。
無理に作ったり、無理に避けたりするのはよくない。
「ぼくの大切なともだち」(2006年)
オフィシャルサイトは ここ。
「列車に乗った男」 のパトリス・ルコント監督作品です。
劇場で見に行きたかったんですが、単館上映で見逃しました。やっとDVDを借りました。
商売相手のお葬式でも電話で商談をしているフランソワ(ダニエル・オートゥイユ)。
その日は彼の誕生日。知人とのディナーで葬式の参列者の少なさを指摘すると、
「おまえの葬式には誰も来ないよ」
と言われてしまう。
仕事のパートナーのカトリーヌが同性愛者だということも知らなかったし。
考えてみると、誰にも興味を持っていないし、誰とも親しくない。
腹を立てたカトリーヌと。
その日のオークションで競り落とした高価なギリシャの壺を賭け、10日以内に親友を作ることに。(フランソワは骨董商)
「友達」 と思える人のリストを作って会いに行っても、けんもほろろ。
たまたま乗り合わせたタクシー運転手のブルーノ(ダニー・ブーン)が人付き合い上手なのを知り。
友達作りの指南を受けることに。
でも、娘との間さえギクシャクしているし。
人間関係にはそれは禁じ手だろう、ということばっかりやらかす。
ブルーノは、そんなフランソワから目が離せないらしい。
それなのに・・・。
・・・と、また禁じ手をやってのけるアホウなフランソワなのでした。
ハラハラします。
だいたい、友達っていうのは無理して作ろうとするものではない。
無理した上にぶち壊してしまう・・・。
が。
少しずつ変化していくフランソワ、やっぱりダニエル・オートゥイユは演技巧者。
「あるいは裏切りという名の犬」 のハードな演技もよかったですが、こういうさりげない物語もいいです。
「画家と庭師とカンパーニュ」も単館だったので見逃しましたが、DVD借りてみなくちゃ。
(「マルセイユの決着(おとしまえ)」はギャング映画みたいですが、これも見なくちゃ)
by mifuyusasa
| 2009-03-11 17:33
| DVD & Blu-Ray
|
Comments(2)
Commented
by
Mikii
at 2009-03-13 06:11
x
mifuyusasaさん、はじめまして。
以前「ぼくの大切なともだち」の予告編を見まして、フランスらしいユーモアにあふれてて、見たいなあと思っていました。レンタルしたいのですが、近くのツ○ヤには何故かなく、買おうかなぁと思っていたところです。ダニエル・オートゥイユは「愛を弾く女」「王妃マルゴ」あたりから気になる俳優さんでした。私はハードなダニエルよりソフトなダニエルが好きなので、「画家と~」も楽しめそうです。加えてシャープあり、エド様あり、アンドレアスありと(私の)気になる俳優満載でびっくりしております。有名どころや隠れた名作から、単館系までもれなく紹介していただき感謝感激です。度々訪れたいと思います。
以前「ぼくの大切なともだち」の予告編を見まして、フランスらしいユーモアにあふれてて、見たいなあと思っていました。レンタルしたいのですが、近くのツ○ヤには何故かなく、買おうかなぁと思っていたところです。ダニエル・オートゥイユは「愛を弾く女」「王妃マルゴ」あたりから気になる俳優さんでした。私はハードなダニエルよりソフトなダニエルが好きなので、「画家と~」も楽しめそうです。加えてシャープあり、エド様あり、アンドレアスありと(私の)気になる俳優満載でびっくりしております。有名どころや隠れた名作から、単館系までもれなく紹介していただき感謝感激です。度々訪れたいと思います。
Commented
by
mifuyusasa at 2009-03-13 15:29
<Mikiiさま。
はじめまして、ようこそ。三冬です。
コメントありがとうございます。
「王妃マルゴ」のダニエルよかったですね。「メルシィ!人生」にもダニエル出ていましたよね。あれも楽しかったです。
「画家と~」は6月にDVDが出るそうなので、楽しみです。
シャープやエド様、アンドレーアス。お好きですか。嬉しいです。
自分の好みに偏っているなあ、というブログですが、お暇なときにまたいらしてくださいませ。大歓迎です。
はじめまして、ようこそ。三冬です。
コメントありがとうございます。
「王妃マルゴ」のダニエルよかったですね。「メルシィ!人生」にもダニエル出ていましたよね。あれも楽しかったです。
「画家と~」は6月にDVDが出るそうなので、楽しみです。
シャープやエド様、アンドレーアス。お好きですか。嬉しいです。
自分の好みに偏っているなあ、というブログですが、お暇なときにまたいらしてくださいませ。大歓迎です。