2007年 11月 18日
「アフター・ウェディング」 |

「キング・アーサー」
のトリスタンが初見でしたが、まだ劇場で観る前にオフィシャルサイトで見たときからたいへん気に入っていました。
汚なっぽくて顔がよくわからなかったのですが、かっこよかった。
そして
「007 カジノ・ロワイヤル」
の敵役ル・シッフルで、感じが全然違うことにびっくり。
ただ、等身大の普通の男性を演じているのを見たことがなかったんですよね・・・。
現代モノで、異様な悪役でもなくて普通の人(と断言できるかどうか)
というミケルセンを鑑賞しに。
アカデミー外国語映画賞にノミネートされた、というのも気になっていましたし。
監督のスサンネ・ビアは 恐るべき才能 と評されている人ですし。
「アフター・ウェディング」。
オフィシャルサイトは ここ。
インドで孤児救済活動をしているヤコブ(マッツ・ミケルセン)。

母国のデンマークの実業家ヨルゲン(ロルフ・ラッセゴード)から寄付の申し出があったものの、条件はヤコブが帰国して直接話をつけること。

寄付の動機なども不明のまま、無理矢理ヨルゲンの娘アナ(スティーネ・フィッシャー・クリステンセン)の結婚式に出る羽目に。


そこで出会ったユルゲンの妻ヘレネ(シセ・バベット・クヌッセン)は、ヤコブの昔の恋人。

そしてアナは、ユルゲンの実の娘ではないという・・・。

となると、いろいろいきさつを憶測できるわけですが、ヤコブにしてみればなにか企みがあるのではないかと腹を立てるわけで。

20年ぶりに再開した恋人と、いきなりケンカ。
しかしユルゲンの事情もわかってくる。


(↑ この場面は見ているのが辛かったです)
家族のための父親として夫としての究極の選択。
求められたヤコブも、やはり父親としての選択をしなくてはならない。
そしてヤコブは決心するのでした・・・。

涙がにじみ出るような泣き方をするところが、じーんとしました。
ル・シッフルは血の涙だったなあ・・・。

子供に向き合ったときの表情がやさしそうでよかったです。

(横顔なんか、ちょっとヴィゴに似ている瞬間がありました。)
by mifuyusasa
| 2007-11-18 15:20
| Theater
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